皆さん誕生石のそれぞれの意味や歴史はご存じですか?
ご自身の誕生石については調べたりされる方もいらっしゃると思いますが
今回は5月の誕生石、『エメラルド』と新しく誕生した『翡翠』をご紹介いたします。
エメラルド EMERALD
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- 英名
- EMERALD(エメラルド)
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- 和名
- 翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)
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- モース硬度
- 7.5~8.0
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- 色
- 鮮やかな緑色や青緑色
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- 誕生石
- 5月
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- 主な産地
- ザンビア、ブラジル、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタン、インド、アフガニスタン、ロシアなど
- 主な産地
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- 石言葉
- 幸福・幸運・安定・希望・夫婦愛
- 石言葉
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エメラルドについて
エメラルドはモース硬度7.5~8.0とかなり硬い鉱石になりますが、衝撃にとても弱くエメラルドを加工するときによく壊れてしまったりします。保管の際には気を付けましょう!
エメラルドは内部にキズみたいな内包物が入っていることが多く結晶時に生成されたりするので天然の証になります。ただしごくまれに内包物がかなり少ないエメラルドも御座いますが貴重品の為価格もかなり高騰しております。
エメラルドの歴史としてはとても古くからあり、絶世の美女であるクレオパトラが愛用していたとされる石になります。
さらにアレキサンダー大王が決戦の時に守護石として身に付けていたなど昔の偉人の方から親しまれていた宝石となります。
エメラルドといえば長方形の形が多いのはなぜ?
エメラルドは硬い鉱物になりますが衝撃にとても弱い鉱石になります。なのでエメラルドの原石は六角形から効率よくカットが出来、衝撃を和らげるために角を取った形がよく目にする長方形の形になるからです。
エメラルドの注意事項
エメラルドをお持ちの方で注意が必要なのはメンテナンスの時にダイヤモンドみたいに超音波洗浄機に入れてお手入れすることはできません。専用のクロスなどでこまめに拭いてメンテナンスをしましょう。
日常使いで注意する点としては大まかに3つあります。
・なるべく水をさける
エメラルドの加工処理として割れにくくするためのオイルの処理をしている場合がほとんどで水につけてしまうとオイルが取れてしまい耐久性が弱くなったりキズが目立ったりしてしまうのでお手洗い、料理などはエメラルドの指輪などは外しましょう。
・スポーツや激しく動く時に着用しない
衝撃に弱いのでぶつけたりすると割れたりする恐れがあります。よくエメラルドを付けて寝る方もいらっしゃいますがベットや床にぶつけて割れてしまったりするので取り扱いには注意が必要です。
・暑い所や乾燥している場所に保管をしない
オイル処理をしてありますのでオイルが蒸発してしまうと耐久性が弱くなるので気を付けましょう
昔のデザインの指輪をお持ちの方にオススメ活用方法
エメラルドはとてもキレイな石になりますので眠らせておくだけじゃもったいない宝石になります。ただし、エメラルドは繊細な宝石でもありますので熟練の職人に依頼をしないと大切なエメラルドが割れてしまったりする恐れがございます。オススメとしてはエメラルドを削ったりせずにそのままの形でネックレスなどに加工をしてもらうのがオススメです!
是非今使用していない指輪がございましたらお近くの宝飾店へご相談をしてみてはいかがでしょうか?
当店では毎月1回リフォーム相談会を開催しております。開催日につきましては当店まで是非ご連絡下さいませ。
翡翠 Jade
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- 英名
- JADE(ジェイド)
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- 和名
- 翡翠輝石(ひすいきせき)
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- モース硬度
- 硬玉(ジェダイト)6.5~7
軟玉(ネフライト)6~6.5
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- 色
- 無色(微量のクロムが混じると美しい緑色)
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- 誕生石
- 5月
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- 主な産地
- ミャンマー、ロシア、カザフスタン、アメリカ、グアテマラ、ドミニカ、インドネシア、イタリア
日本では新潟県糸魚川市
- 主な産地
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- 石言葉
- 「長寿」「繁栄」「幸福」「安定」など
- 石言葉
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翡翠は「硬玉」(ヒスイ輝石)と「軟玉」(ネフライト)の2種類あり、鉱物学的に異なる物質になります。宝飾で使用されるのは「硬玉」(ヒスイ輝石)がほとんどです。
翡翠のイメージとしては緑色が一般的ですが青色や黒色、紫色などの色もあり、基本の色は無色でクロムや鉄、チタンなどの成分が混ざると色が変わります。
日本では2016年9月24日に日本鉱物科学会が『国石』に選定されており、小滝川ヒスイ峡で野外の翡翠を見ることができます。(採取はできません)
今回は5月の誕生石であるエメラルドと翡翠の紹介をしました。
誕生石というのはあくまで1つの枠組みですが、素敵な宝石に出会うきっかけになることもあります。お気に入りの宝石や誕生石を身に着けると「何かいいことがありそうな」気がしてしまうのはその特別な力の一部なのかもしれません。